日本科学教育学会研究会研究報告
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一般研究発表
内モンゴルにおける環境教育のカリキュラム開発
志 栄藤岡 達也
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2005 年 19 巻 6 号 p. 5-9

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抄録

内モンゴルにおいて, 砂塵暴を含めた環境問題を解決する糸口として学校教育で環境教育を実現していくために, 生徒の正確な環境意識を育て, 生徒自らが環境改善に取り組む教育方法を検討した。まず, 内モンゴルの生徒はどのような環境意識を持っているかを把握し, 日本の生徒と比較するために, 直方市で行なわれたのと同じ質問のアンケート調査を実施し, 検討した。また, 内モンゴルの湖のパックテスト調査や大気汚染調査を行った。これらを基に小中学生が活動できる環境教育カリキュラムを作成し, 内モンゴルの初等, 中等学校での一層の環境教育の広がりや実現を訴え, 環境問題を改善するためにはそこに暮らす全員の力と国際社会に一層の理解と協力が欠かせないことを求めた。

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© 2005 一般社団法人 日本科学教育学会
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