抄録
東京都立多摩科学技術高等学校(以下:本校)は平成22年に開校し、平成24年に文部科学省のスーパーサイエンスハイスクール(以下:SSH)に指定された。本校におけるSSH指定科目である「課題研究(2年次配当)」及び「卒業研究(3年次配当)」において、環境教育を目的としたカリキュラム開発の一貫として、モルディブ共和国におけるプラスチックゴミの課題をテーマとして、プラスチックリサイクルを研究課題テーマに設定し、生徒が環境問題について、身近な問題であり、課題意識としてどのように捉えられるのかを検証した。本研究は平成24年4月から平成28年10月まで実施した。「課題研究」および「卒業研究」で、プラスチックリサイクルを選択した延べ20名の生徒について報告する。