2016 年 31 巻 8 号 p. 93-96
これまでの毎年のアメリカ調査研究の積み上げから、ミネソタ州とアイオワ州におけるSTEM教育改革において、教育政策と実践の両面から、イノベーションに焦点化しているSTEM教育改革の内容を明らかにすることが本小論の目的である。現地訪問、その他の文献調査の積み上げから、それぞれの州の改革の特徴はあるが、様々な基盤が連携・協働したシステミックな教育改革であり、21世紀型の資質・能力の獲得を目指した、極めて児童生徒の主体的な学びを大切にした、科学教育改革が展開している。