2016 年 31 巻 8 号 p. 117-122
球体型ロボット Sphero を,ビジュアルプログラミング言語(Tickle)を用いて制御を行うプログラミングの授業を計画し,授業実践を行った.開発した単元は,問題を発見し,その解決にあたるための情報収集,整理・分析等を通し,出力する場を設定するなど,総合的な学習の時間で大切にしたい探究活動を繰り返し位置付けることができた.実践の結果,総合的な学習の時間における学習の深まりを児童に実感させるとともに,プログラミングに関わる興味関心が高まり,意図した動きにするためのプログラミングコードの理解を促すことができた.