2017 年 32 巻 3 号 p. 113-116
本研究では生活科の学習観に焦点をあて,小学校教員養成課程の学生の生活科学習に対する思いを明らかにすることを目的とした。その結果,次の4点が明らかとなった。第1に,生活科を肯定的に捉えている学生が男女ともに9割に上った。第2に,心に残る生活科の活動として,約8割の学生が「地域の探検・地域の調査」を選択した。第3に,生活科で身についた力として,約8割の学生が「身の回りの自然を大切にするようになった事」を選択した。第4に,生活科で身に付く力で大切なものとして,約6割の学生が「身の回りの自然を大切にする事ができる」と「動物を飼育したり,植物を栽培したりして,生き物に親しむ事ができる」を選択した。