中学生による郷土の学際的な調査研究活動として、「びわ湖学習」のカリキュラムを開発し、その実践的な研究をおこなった。カリキュラムの基盤として、"琵琶湖"という郷土の生の素材を活用し、そこに学習の場を求めるとともに、教科での基礎的な知識・技能との関連を図ろうとした。生徒による学習成果から帰納的に分類して、「びわ湖学習」の目標分析をおこなった。また、実際の生徒の活動場面や教師の指導場面をVTR録画し、生徒の学習活動の類型及び指導法について、帰納的に抽出・分類した。生徒が学習を進めていく場合の心理特性・学習活動および学習評価の関連性の分析を質間紙法によっておこなった。