論文査読によってえられたコメントに対応して、表題の変更、要旨の書き直し、研究目的の絞り込み、研究方法の組み直し、結果図表の適正化、考察における自己主張の仕方の変更、結論の単純化、文献の追加や削減などが行われる。査読者に対しても、筆者自身に対しても、費やした多大の時間を無駄にすることなく、研究実績を残すことこそ、次の患者と医療者のためになることである。再提出を厭わず、速くて正確な対応が求められる。
投稿前から、過去によく遭遇したコメントを学んで、同じ誤りを繰り返さないようにすることが肝心である。さらに、ここに掲げる事柄を克服しているか自己査読を繰り返してみるとよい。校正方法についても述べた。