現在市販の皮膚保護剤はかなりの頻度で皮膚保護剤による皮膚障害を発生している
1),2)。
現在市場に多く普及している皮膚保護剤よりも皮膚保護性に優れた皮膚保護剤を開発するため、親水性ポリマーとしてカラヤガム、柑橘ペクチンのみを含み、ソジウムカルボキシメチルセルロースを含まない皮膚保護剤を試作し、2施設において5名のオストメイトに対して、ストーマ造設術直後から最長3年1ヶ月にわたり連続貼付した。また、健常男子14名による1ヶ月間の連続貼付による剝離力の変化を市販の皮膚保護剤との比較において検討した。
その結果、試作した皮膚保護剤には優れた皮膚保護性を有することが示唆された。
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