日本ストーマリハビリテーション学会誌
Online ISSN : 2436-8806
Print ISSN : 0916-6440
原著
膀腕全摘術後の排便の変化―特に排便回数と便柱の太さの変化、排便・排ガスの我慢に関して―
三木 佳子近石 昌子田村 由美渡辺 成
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キーワード: 膀脱全摘術, 排便
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1999 年 15 巻 1 号 p. 28-35

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抄録
 膀脱全摘術後に排便状態の変化を訴える患者のケアの一助とするため、手術前後の排便状態の変化を調査した。研究対象は香川県の4病院の泌尿器科外来通院中の膀脱全摘術を受けた患者46人とした。
 排便状態は佐藤らの排便評価尺度を利用した9項目の自己記述式質問紙を用いた。その結果、1日の排便回数は1.32回が2.03回と増加し、便柱の太さは細くなり、排便・排ガスの我慢はできにくくなる傾向を示した。
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