日本ストーマリハビリテーション学会誌
Online ISSN : 2436-8806
Print ISSN : 0916-6440
15 巻, 1 号
15巻1号(通巻36号)
選択された号の論文の14件中1~14を表示しています
表紙・目次
学会報告
  • ―ストーマの受容とその評価法;ストーマリハビリテーションヘの応用法開発への試み―
    樋高 克彦, 田村 由美, 佐藤 源
    1999 年 15 巻 1 号 p. 1-15
    発行日: 1999年
    公開日: 2023/04/28
    ジャーナル フリー
     第16回日本ストーマリハビリテーション学会総会での「主題2:ストーマ受容程度の診断法と進級法」というテーマにより発表された、演題内容とそのときの討論をもとに発表者の分担執筆という形態も取り入れ総説として座長と司会者がまとめた。まず「受容」の概念について考察した。ストーマという障害の受容(Acceptance of disability)の概念は心理学的に厳密に定義づけられたものではないが、障害のリハビリテーションの実践上は極めて重要な意味を有する。受容とは到達点ではなく過程(プロセス)として捉えるべきであること。受容する事は、オストメイトの生活がストーマ中心でなくなることであるとの結論であった。次に、受容程度診断に心理学的技法・テストの応用については、考慮の必要があるが、簡便で有効な方法としてゆかねばならないという結論であった。心理テストにより明らかとなった術後鬱状態に関する興味深い知見が多く示された。最後のセルフケアに関する発表では、セルフケア確立の為に、ストーマ装具交換の自立項目、指導上の工夫、看護診断の工夫などについて4題の発表がなされた。
  • 富田 真佐子
    1999 年 15 巻 1 号 p. 16-19
    発行日: 1999年
    公開日: 2023/04/28
    ジャーナル フリー
     本セクションでは、ストーマ外来と病棟や訪問看護ステーションとの連携をテーマとした演題を中心に、その他クリティカルパス、退院後の患者ニーズ、福祉サービスに関する11の演題が発表された。
     討論では「継続ケア」をテーマに、主体であるオストメイトが、より良い療養生活を送るために、ケアをどのように継続していったら良いかについて討議した。
原著
地方会抄録(地域研究会記録)
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