日本ストーマリハビリテーション学会誌
Online ISSN : 2436-8806
Print ISSN : 0916-6440
第21回学会シンポジウム
[ストーマリハビリテーションの変貌とその対応] 在宅ケアを受けるオストメイトの ストーマケアーに関する諸問題
中島 進
著者情報
ジャーナル フリー

2004 年 20 巻 1 号 p. 19-26

詳細
抄録
 在宅ケアの諸問題を知るために、訪問看護ステーションの協力を得て在宅でストーマケアを受ける患者宅を訪問してその実際を調査した。その結果、ストーマに対する観察力や表現力などの基礎的な知識や技術の不足が、訪問看護ステーションのみならず一般病棟や外来にも認められた。また知識不足のためストーマを正しい用語で表現できず、そのことが連携を障害すると思われた。在宅介護に於けるオストメイトの割合は低く、訪問看護ステーションがそのためだけに予算や人員を割くことは難しい。一般臨床の場にストーマケアに関する知識や技術の啓蒙普及および訪問ステーションなどへのストーマケアに関する情報や技術のサポートが課題である。
著者関連情報
前の記事 次の記事
feedback
Top