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Print ISSN : 0289-6540
メソッドの自動生成を用いたOCLのJMLへの変換
尾鷲 方志岡野 浩三楠本 真二
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2010 年 27 巻 2 号 p. 2_106-2_111

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抄録
本論文ではOCL(Object Constraint Language)からのJML(Java Modelling Language)への変換手法を提案する.UML/OCL記述からJMLアノテーションつきのJavaのスケルトンコードを自動生成する方法については,研究が少ない.従来の研究ではOCL記述からJML記述を得る方法が提案されているが,データの集まりを表現するコレクションに関するいくつかの重要な機能,とりわけ,繰り返し操作であるiterateについて対応していない.提案手法では,iterateの操作を生成されるJavaスケルトンに直接対応するメソッドを記述するという方法により,この問題に対応した.また,OCL記述からのJML記述変換方法を具体的に示した.
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© 日本ソフトウェア科学会 2010
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