コンピュータ ソフトウェア
Print ISSN : 0289-6540
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選択された号の論文の19件中1~19を表示しています
  • 千葉 滋
    2018 年 35 巻 4 号 p. 1
    発行日: 2018/10/25
    公開日: 2018/12/26
    ジャーナル フリー
  • 門田 暁人, 吉田 敦, 福安 直樹, 阿萬 裕久, 花川 典子, 沢田 篤史, 杉山 安洋, 鷲崎 弘宜
    2018 年 35 巻 4 号 p. 2
    発行日: 2018/10/25
    公開日: 2018/12/26
    ジャーナル フリー
  • 江坂 篤侍, 野呂 昌満, 沢田 篤史
    2018 年 35 巻 4 号 p. 3-15
    発行日: 2018/10/25
    公開日: 2018/12/26
    ジャーナル フリー

    インタラクティブシステムの開発支援のために,MVCやその派生のアーキテクチャスタイルが提案されてきた.これらのアーキテクチャスタイルは,オブジェクト指向によるモジュール分割に対していくつかの横断的コンサーンの分離を試みている.近年のインタラクティブシステムには,レスポンシブウェブデザインへの対応や移動体での利用を前提とした動作が求められる.すなわち,インタラクティブシステムの開発においては,システムがそれを取り巻く環境に応じて振舞いを変化させる動的再構成の機構を実現する必要がある.本稿では,インタラクティブシステムのためのアーキテクチャ中心開発基盤として,アスペクト指向アーキテクチャ CSA/I-Sys (Common Software Architecture for Interactive Systems) を設計し,その有用性について議論する.CSA/I-Sysを設計するにあたり,自己適応のためのアーキテクチャパターンであるPBR (Policy-Based Reconfiguration) パターンを定義した.PBRパターンを用いることで,システム開発において考慮すべき横断的コンサーンの分離と,環境に応じたシステムの振舞い変化を,動的なアスペクト付加の仕組みとして表現することができる.PBRパターンという1つの単純なパターンを用いてアーキテクチャを定義することで,アーキテクチャ自身の理解や,アプリケーションの設計,コードの理解と変更が容易になるだけでなく,ライブラリやミドルウェアを,大きな粒度で変更する枠組みを提供することができる.

  • 横井 一輝, 崔 恩瀞, 吉田 則裕, 井上 克郎
    2018 年 35 巻 4 号 p. 16-36
    発行日: 2018/10/25
    公開日: 2018/12/26
    ジャーナル フリー

    本研究では情報検索技術を利用したブロッククローン(コードブロック単位のコードクローン)の検出手法を提案する.既存研究において関数単位でコードクローンを検出する手法を提案したが,この手法は検出粒度が大きいため検出漏れが起きるという問題点があった.この問題を解決するために,本手法では,ソースコード中の識別子や予約語に利用される単語に対して重み付けを行い,コードブロックから変換された特徴ベクトル間の類似度を求め,ブロック単位でクローンの検出を行う.この手法は,クラスタリングの手法や特徴ベクトルのデータ構造の工夫を行うことにより.既存手法と比較して,より小さい粒度でコードクローンを検出することができ,かつ検出時間とメモリ使用量を削減できるという利点がある.また評価実験では,既存のコードクローン検出手法と比較を行い,高速に高い精度で検出を行うことができた.

  • 村上 優佳紗, 角田 雅照
    2018 年 35 巻 4 号 p. 37-43
    発行日: 2018/10/25
    公開日: 2018/12/26
    ジャーナル フリー

    ソフトウェア開発において,リスクを管理することは非常に重要である.リスク管理では,ブレーンストーミングなどによりプロジェクトで発生するリスクを特定し,対応方法を計画する.ただし,リスク認識にはバイアスが存在することが指摘されており,その影響によりリスクを正しく特定できない可能性がある.そこで本研究では,リスクをより正確に認識することを目的とし,開発者のリスク認識を明らかにする.本研究ではスロビックの研究に基づいたアンケートによりリスク認識を定量化し,それを「恐ろしさ」と「未知性」の2要因に縮約する.分析では69人のソフトウェア開発者・研究者に対するアンケート結果を用いた.その結果,リスクの経験頻度により,そのリスクに対する「恐ろしさ」と「未知性」の認識が異なり,それが危険度の認識の差につながっていることが明らかとなった.

  • 吉田 敦, 福安 直樹, 門田 暁人
    2018 年 35 巻 4 号 p. 44-50
    発行日: 2018/10/25
    公開日: 2018/12/26
    ジャーナル フリー
  • 青谷 知幸, 馬谷 誠二, 篠埜 功, 番原 睦則
    2018 年 35 巻 4 号 p. 51
    発行日: 2018/10/25
    公開日: 2018/12/26
    ジャーナル フリー
  • 高橋 祐多, 中野 圭介
    2018 年 35 巻 4 号 p. 52-71
    発行日: 2018/10/25
    公開日: 2018/12/26
    ジャーナル フリー

    一般に関数の等価性判定問題は決定不能であるが,関数の定義に構文的な制約を加えることで決定可能にすることができる. そのような制約の 1 つとして,木から文字列への決定性トップダウン変換(deterministic top-down tree-to-string transducer,yDT)が存在し, 等価性判定が決定可能な関数としては,比較的広い範囲のものを扱うことができる. この yDT の等価性判定の決定可能性は 2015 年に Seidl らによって示されたが,2 つの半アルゴリズムを組み合わせることによって証明されており, 計算量が特定できず,実用性が確認されていない. そこで,本論文では yDT の等価性判定を行うプログラムを実装し,Seidl らの等価性判定アルゴリズムが実用に堪えうるものか検証する.

  • 宋 剛秀, 番原 睦則, 田村 直之, 鍋島 英知
    2018 年 35 巻 4 号 p. 72-92
    発行日: 2018/10/25
    公開日: 2018/12/26
    ジャーナル フリー

    命題論理式の充足可能性判定(SAT)問題を解くプログラムであるSATソルバーは,2000年以降その性能面において飛躍的に進化した.それに伴い,解きたい問題をSAT符号化によりSAT問題へと変換し,SATソルバーを用いて解くSAT型システムが,プランニング,ソフトウェア・ハードウェア検証,スケジューリング問題など様々な分野で成功を収めるようになった.本稿では,まずSATソルバーの最新動向として,性能面と機能面における進化をその要因の1つであるSATソルバーの国際競技会の視点から説明を行う.次に SAT ソルバーの利用技術の視点から,SAT ソルバーの機能面の進化と符号化技術を組み合わせることで,複雑な問題を解くことが可能になることの説明を行う.そのような例として多目的最適化問題のパレート解をSATソルバーを利用して求める方法を説明する.

  • 堀江 倫大
    2018 年 35 巻 4 号 p. 93-96
    発行日: 2018/10/25
    公開日: 2018/12/26
    ジャーナル フリー
  • 山口 周悟
    2018 年 35 巻 4 号 p. 97-100
    発行日: 2018/10/25
    公開日: 2018/12/26
    ジャーナル フリー
  • 中野 圭介
    2018 年 35 巻 4 号 p. 102-103
    発行日: 2018/10/25
    公開日: 2018/12/26
    ジャーナル フリー
  • 鈴木 翔, 阿萬 裕久, 川原 稔
    2018 年 35 巻 4 号 p. 115-121
    発行日: 2018/10/25
    公開日: 2018/11/16
    ジャーナル フリー

    本論文では,ソースコードの可読性向上を目的として,メソッドの名前と実装の適合性を評価するモデルの提案と,その有用性について検討するための実験及びアンケート調査を実施している.提案手法は,多数のソフトウェアのソースファイルから収集したメソッドの名前と実装の情報を用いて決定木モデルを構築し,当該モデルによって宣言済みのメソッドの名前と実装の適合性を評価する.結果として,本手法の妥当性を確認し,判別精度(F値)はおよそ 80% であった.また,提案手法が開発者の感覚にも概ね合致するという結果が得られている.

  • 福谷 圭吾, 門田 暁人, ユジャイ ゼイネップ, 畑 秀明
    2018 年 35 巻 4 号 p. 122-128
    発行日: 2018/10/25
    公開日: 2018/11/16
    ジャーナル フリー

    本論文では,ソフトウェアに含まれるバグを,行の粒度で予測することを試みる.提案方法では,ソースコードを探索するためのある大きさを持った窓を用意し,バグを含むソースコードの先頭から最後へ向けて窓をずらして走査を行うことで,バグを含む窓の集合と,含まない窓の集合を作成する.次に,各窓に含まれるソースコードのトークン列を入力として,各窓に対するバグを含む確率を出力とするスパムフィルタベースのバグ予測モデルを構築する.最後に,各窓に対する予測結果を統合し,各行に対するバグ混入確率を算出する.バグを 1 つだけ含むことが予め判明している 593 件のソースコード群を用いた実験の結果,窓の大きさを 3 行とした場合に,バグを含む確率が高いと予測された上位 10 行に全バグの 67.1% が含まれることが分かり,バグを行レベルで予測するという本試みの実現可能性を確認できた.

  • 蜂巣 吉成, 吉田 敦, 桑原 寛明, 阿草 清滋
    2018 年 35 巻 4 号 p. 129-135
    発行日: 2018/10/25
    公開日: 2018/11/16
    ジャーナル フリー

    プログラミング学習において学習者が作成したプログラムが教育者の意図に合致しているかをチェックするプルーフリーダを試作した.プログラミング学習では,学習者は課題の実行結果例などを参考にプログラムの動作確認をし,同じ出力が得られたら課題を終了していることが多い.しかし,学習者が作成したプログラムは教育者が意図した「きれいに書かれたプログラム」とは限らない.「きれいに書かれたプログラム」の判断基準は課題毎に異なるが,本研究ではこれを整理し,教育者が作成した模範解答プログラムと学習者のプログラムを比較して,教育意図に合っていない「汚く書かれたプログラム」を発見して指摘するプルーフリーダを試作した.

  • 中野 大扉, 亀井 靖高, 佐藤 亮介, 鵜林 尚靖, 高山 修一, 岩崎 孝司
    2018 年 35 巻 4 号 p. 136-143
    発行日: 2018/10/25
    公開日: 2018/11/16
    ジャーナル フリー

    ソフトウェア開発企業の製品開発において,オープンソースソフトウェア(OSS)の品質に起因する製品品質の低下を回避するため,OSSの品質を事前に評価することが望ましい.本研究では,OSSの事前品質評価を企業に導入する際の知見,及び,課題を明らかにするために,富士通九州ネットワークテクノロジーズ株式会社の開発プロジェクトで利用したOSSを対象に調査を行った.開発形態ごとに重要視する品質に差があるかについて,開発者にアンケート調査を行った結果,平均5項目について,開発形態の違いによって「重要視する」,「やや重要視する」と答えられた割合が20ポイント以上の差があった.開発形態ごとのアンケートを基に評価項目ごとに重みを設定し,OSS 6件に対して評価を行った結果,開発者が問題ありと評価したカテゴリのうち,本手法でリスクが高いと評価したカテゴリは7/12であった.

  • 廣瀬 賢幸, 鵜林 尚靖, 亀井 靖高, 佐藤 亮介
    2018 年 35 巻 4 号 p. 144-150
    発行日: 2018/10/25
    公開日: 2018/11/16
    ジャーナル フリー

    自動バグ修正研究分野の発展に寄与するため,我々は,Stack Overflowの投稿データから,修正テンプレートを自動で生成することで,自動修正できるバグの種類を増やすことを考えている.そこで本研究では,Stack Overflowの投稿データのテンプレート化の実現性と有効性を調べるために,Androidタグを持つ投稿データ984,533 件から,タグの関連度が高い上位10,000件を選び,調査対象とした.調査の結果,テンプレート化できそうなデータは28件,何らかの修正に役立ちそうなデータは42件であった.また,それらのデータを利用することで既存研究であるPAR (Pattern-based Automatic program Repair)では修正できないバグの修正が期待できる.

  • 岩見 宗弘
    2018 年 35 巻 4 号 p. 151-163
    発行日: 2018/10/25
    公開日: 2018/11/16
    ジャーナル フリー

    有限項に対する(一階の)単一化アルゴリズムは推論規則を用いて形式化され,その停止性,健全性と完全性が多くの文献で示されている.また,いくつかの先行研究において,正則項に対する単一化アルゴリズムも推論規則を用いて与えられている.しかしながら,それらの研究において,与えられた等式集合から推論規則により得られた集合の解ともとの集合の最汎単一化子である正則代入が一致することは明確に示されていない.また,停止性,健全性と完全性の明確な証明を与えているものはない.本論文では,正則項に対する単一化アルゴリズムの基礎理論を項書換えシステムの枠組みで整理し直すことを目標とする.まず,再帰式表現の解はその再帰式表現に対応する等式集合の最汎単一化子であることを示す.次に,正則項に対する単一化アルゴリズムを推論規則を用いて再定式化し,その停止性,健全性と完全性の明確な証明を示す.最後に,単一化可能な等式集合は正則代入で表現される最汎単一化子をもつことの完全な証明を与える.

  • 有馬 諒, 肥後 芳樹, 楠本 真二
    2018 年 35 巻 4 号 p. 164-170
    発行日: 2018/10/25
    公開日: 2018/11/16
    ジャーナル フリー

    バージョン管理システムにおいて各コミットは1つのタスクからなるべきだと言われているが,1つのコミットに複数のタスクが含まれているものや,1つのタスクが複数のコミットに分割されているものも存在する.本研究では後者のコミットをIPコミットと呼ぶ.本研究ではまずどのようなIPコミットがリポジトリに含まれているかを調査し,見つかったIPコミットを3種類に分類した.次にIPコミットの自動検出手法として,メソッドを頂点としたグラフを用いる手法を提案した.2つのオープンソースソフトウェアのリポジトリに提案手法を適用した実験では適合率0.8,F値0.7の性能を示し,提案手法がIPコミットの検出に有効であることを示した.

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