コンピュータ ソフトウェア
Print ISSN : 0289-6540
FPGA向けの高位合成言語と処理系の研究動向
三好 健文
著者情報
ジャーナル フリー

2013 年 30 巻 1 号 p. 1_76-1_84

詳細
抄録

FPGAの大規模化に伴い,より複雑な処理がFPGAに実装できるようになり,プログラムの実行プラットフォームとしてもFPGAは注目されている.しかしながら,広く普及しているRTL言語で複雑なアルゴリズムが必要なアプリケーションを設計するのは困難である.そのため,高い抽象度でハードウェアモジュールを設計可能にする高位合成言語とその処理系の研究がすすめられている.高位合成言語には,ハードウェア開発のコストを削減すること,動作検証にかかるコストを削減すること,および,FPGAを活用して,FPGAならではの性能を引き出すことが求められる.本論文では,これまでに提案されてきた高位合成言語と処理系を整理する.

著者関連情報
© 2013 日本ソフトウェア科学会
前の記事 次の記事
feedback
Top