コンピュータ ソフトウェア
Print ISSN : 0289-6540
プログラム実行履歴を用いた類似クラス・メソッド検出手法
井岡 正和吉田 則裕井上 克郎
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31 巻 (2014) 1 号 p. 1_110-1_115

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抄録

近年,ソースコードの剽窃が増加している.ソースコードの剽窃は,全体が剽窃される場合と,クラスやメソッド等のソースコードの一部が剽窃される場合がある.ソースコードの一部が剽窃された場合に,剽窃された部分の特定に使用できる技術として,ソフトウェア間に存在する重複部分を特定できるコードクローン検出手法が挙げられる.しかし,ソフトウェアを理解が困難なものに書き換える難読化技術が存在し,剽窃を行った者がソースコードに難読化技術を用いると,剽窃の特定が困難になる.そこで,本研究では,難読化の影響が少ないプログラムの実行履歴を分析することで,類似したクラス対やメソッド対を検出する手法を提案する.提案手法では,実行履歴を複数のフェイズに分割し,各フェイズのメソッド呼び出し列を比較することで,類似したクラス対,メソッド対を検出する.提案手法を実際のアプリケーションに適用した結果,難読化前後で同一のコンポーネントを識別できることを確認できた.

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© 2014 日本ソフトウェア科学会
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