南山大学情報センター
立命館大学情報理工学部
2019 年 36 巻 4 号 p. 4_39-4_45
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本論文では,情報流解析における制約付き機密度パラメータを提案する.機密度パラメータを用いることで,各データの具体的な機密度を指定することなくクラスや関数を定義することができる.しかし,機密度パラメータに対して具体的な機密度をどのように割り当てても非干渉性を満たすことが要求される.制約付き機密度パラメータはこの強い制約を緩和する.本論文では,手続き型言語を対象として制約付き機密度パラメータに対応した情報流解析のための型システムを定義し,簡単な適用例を示す.
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