日本ソフトウェア科学会大会講演論文集
Online ISSN : 1349-3515
ISSN-L : 0913-5391
日本ソフトウェア科学会第19回大会
セッションID: 1C-2
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Javaバイトコードの動的依存解析情報を用いたスライシングシステムの実現
*梅森 文彰誉田 謙二横森 励士井上 克郎
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抄録

デバッグを効率良く行なう手法の一つに,スライシングがある.一般にスライスの計算には文間の依存関係解析が前提となっており,解析方法によって静的スライシング,動的スライシングがある.我々の研究グループでは両者の手法を組み合わせたDC スライシングを提案している.本論文では,実行時決定要素を多く含むJava に対して有効なDC スライシングシステムを実現する.システムでは,Java バーチャルマシンの実行中に動的に依存関係を抽出することでバイトコードを単位とした細粒度のスライス抽出を実現した.

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© 2002 日本ソフトウェア科学会
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