日本ソフトウェア科学会大会講演論文集
Online ISSN : 1349-3515
ISSN-L : 0913-5391
日本ソフトウェア科学会第19回大会
セッションID: 4A-3
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モデル駆動型の分散システム構築フレームワークに関する研究
*和田 周高田 眞吾土居 範久
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抄録

分散オブジェクト技術は低水準API(Application Programming Interface)群を隠蔽し,開発者に利便性を提供するものの,固有のAPI 群は多く,その技術習得は困難である.つまり,開発者はアプリケーション固有の処理と分散オブジェクト技術特有の処理の双方を実装する必要があり,依然として分散オブジェクト技術を用いたシステム開発の負担は大きい.本研究では,モデルを中心とした分散アプリケーションの構築フレームワークであるMDDS(Model-Driven Distributed System)の提案を行なう.本フレームワークでは,UML によってシステム全体のモデルを記述し,そのモデルを元にインフラロジックの多くを自動生成する.これにより,システム全体を見通した開発,およびビジネスロジックとインフラロジックの切り分けが可能となる.

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© 2002 日本ソフトウェア科学会
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