抄録
プログラム理解はソフトウェアの保守にとって重要である. 識別子はプログラム理解にとって重要な働きをする. 我々はこの識別子に注目し, プログラム理解ツールの提案を目的とした, 識別子を調査する基盤となる識別子断片コーパスを提案する. 識別子断片とは識別子を構成する1 つの単語であり, その中で人がプログラム理解に有用であると判断できるものをキーワードという. 教育用OS(udos) を事例とし識別子断片コーパスの有用性について調べる. 事例から読み手が出現頻度などの機械処理を適用することである程度キーワード候補しぼりこむことができた. この結果はコーパスをプログラム理解ツールに応用できることを示唆している.