韓国の1987年告示の第5次教育課程により、中学校の男女の選択必修科目の1つとして新設された技術・家庭科の成立過程を、関係当事者らに対する聞き取り調査等を通して分析した。この結果、技術・家庭科は、一方で技術科は「技術学」、家庭科は「家政学」に則る、異なる別個の科目であるべきとするKEDI技術・職業教育研究室等の立場と、他方で技術科と家庭科を「統合」して単一の男女共学の科目にするべきとする女性団体と韓国政府等の立場との2つを、両科目の「併合」として政治的に摺り合わせた妥協の産物であったこと等を解明した。