1967 年 11 巻 1-2 号 p. 1-4
1) 無処理区および陽乾陰乾のそれぞれ異なる日数の乾燥区を設け, シトロネラの原料葉の乾燥と収油率および油質との関係について1964年と1966年に研究を行なつた.
2) 生葉重に対する収油率については乾燥の影響はほとんど認められなかつた.
3) 油のエステル価は乾燥によりやや低下するが, アセチル価は乾燥によりやや増大する傾向が認められた.
4) 乾燥により油のシトロネラールおよび総ゼラニオール含量がともに増大し, したがつて油質のよくなる傾向が認められた.