熱帯農業
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日本におけるヅボイシア属植物の生産
第7報沖繩と長崎におけるDuboisia myoporoidesの比較栽培
池永 敏彦木野 省三善生 伊都子大橋 裕
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1978 年 21 巻 2 号 p. 86-92

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抄録
ヅボイシアの栽培地Proston (オーストラリア東海岸Brisbane市の近く) とほぼ等緯度にある沖縄と長崎において, D. myoporoidesを比較栽培し, 生長と葉中のアルカロイドについて調査した.
その結果, 沖縄では冬季問も良好な生長をつづけ, 年間を通して生長したが, 長崎では冬季に生長が停止し, 沖縄より相当生長がおくれた.
葉収量は第1回収穫では, 台風の影響で沖縄が少なかったが, 2回目の収穫では長崎と差がなくなった.
総アルカロイド含量は両地間で差はなかったが, Scopolamine含量は沖縄で高く, Hyocyamine含量は長崎で高かった.
各アルカロイド収量は葉収量に支配されて, 第1回収穫では長崎において多かったが, 第2回目は両地間で差がなかった.したがって, 台風前に収穫すれば, 沖縄において収量は多くなると考えられ, 沖縄が栽培適地と考えられる.
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