熱帯農業
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パラグァイにおけるトマト斑点細菌病の雨よけ栽培による発生抑制
一色 正美
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1994 年 38 巻 3 号 p. 232-238

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抄録

パラグァイ国におけるトマト斑点細菌病の発生と気象条件との関係を検討したところ, 12月中旬に初発生し, その後の高温多雨期に進行が助長されることが明らかになった.そこで本病に対して, 雨よけ栽培を試みた結果, 発病抑制効果が極めて高く収量は対照区に対して2倍以上になった.また, ポリエチレンフィルムマルチのみを行った場合は十分な防除効果は認められなかった.青刈りエレファントグラスによるマルチと, これに深耕を組合せた場合は, 収量の著しい増加はみられなかったが, 発病は比較的少なく良果率が高かった.

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