熱帯農業
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インドネシアにおけるカポック褐斑病
ワヒュウノ ドノ小林 享夫鬼木 正臣
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1995 年 39 巻 1 号 p. 35-38

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抄録
インドネシアのジャワ島東部において, 繊維作物カポックの苗木および若木に, 褐斑病 (新称) の激しい発生を認めた.病原学的および菌学的検討の結果, 病原菌はPseudocercospora italica (CURZI) DEIGHTONと同定された.本菌はPDA培地上で13℃から30℃の間で生育し, 適温は20~24℃の間にある.培地上における分生子の人工的産生を試みたが, 成功しなかった.人工接種試験によれば, 本病菌の潜伏期間は4週間である.
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© 日本熱帯農業学会
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