2026 年 12 巻 2 号 p. A_206-A_216
アメリカでは反転交差点(Alternative Intersection)と呼ばれる交差点形式の一種である Continuous Flow Intersection(以下、CFI)の導入が進んでいるが、2025 年現在、日本での導入実績はない。本研究では、CFI の日本への導入に向けた検討の一環として、日本における当該交差点のドライバーへの受容性評価を行う。具体的には、日本は面積の制約や歩行者の状況がアメリカとは異なるため、日本に適用可能な CFI の構造を提案し、その構造に対してドライビングシミュレータによる走行実験とアンケートによるドライバーの主観に基づく受容性評価を行った。その結果、従来型の交差点と構造が大きく異なる箇所で誤進入が発生し、ドライバーにとって迷いや不安感も大きいことが明らかとなった。また、導入の際には CFI 構造の事前周知と誤進入対策が非常に重要であるなどの今後の課題を明らかにした。