抄録
踏切における飽和交通流率は近年観測されていないが、信号交差点の飽和交通流率は近年低下傾向にあるとの研究結果も示されており、踏切においても低下していることが考えられる。そこで本研究では、遮断機付き踏切および信号化踏切において、停止線を通過する車両の観測を通じて車頭時間の特徴を分析するとともに、飽和交通流率を算出し既往研究との比較を行った。それぞれの平均車頭時間を観測したところ、信号化踏切では信号交差点でみられるように発進順位 4 番目以降でほぼ一定の値となる一方、遮断機付き踏切では発進順位に関わらずほぼ一定の値となることがわかった。また遮断機付き踏切での飽和交通流率は、640 台/開放1時間前後となり、既往研究と比べて 25~35%程度低下していることが確認された。