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再生医療研究の最前線 医療の未来を切り開く細胞リプログラミング技術の新展開
独立行政法人科学技術振興機構
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2013 年 2013 巻 10 号 p. 3-11

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抄録
病気やけがで失った体の組織や機能を取り戻す再生医療の新たな切り札として、世界中が注目しているのが、人工多能性幹細胞(iPS細胞)をはじめとした細胞リプログラミング技術の開発とその医療応用の実現だ。 皮膚や筋肉に分化し、それぞれの機能を獲得している体細胞を、人の手で初期化や転換させる細胞リプログラミング研究に躍進をもたらしたのは、2007年、京都大学・山中伸弥教授らによるヒトiPS細胞の樹立であった。山中教授が、1962年に世界で初めて人工的リプログラミングを成功させたケンブリッジ大学のジョン・ガードン教授とともに、ノーベル生理学・医学賞を受賞して1年。激しい国際競争が繰り広げられるなかで、再生医療研究は大きな進展を遂げようとしている。この特集では、細胞リプログラミング研究の最新成果として、いよいよ始まろうとしている臨床研究を裏打ちする安全性評価の取り組みのほか、iPS細胞からの立体構造をもった臓器づくり、心臓内の細胞のリプログラミングによる心筋細胞の再生、という3つの研究を訪ねた。 
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© 2013 独立行政法人科学技術振興機構
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