抄録
オーストラリア大陸を縦断する世界最大級のソーラーカーレース「ブリヂストン・ワールド・ソーラー・チャレンジ2013」で昨年10月に東海大学のチームが開発した「Tokai Challenger」が準優勝した。その成果を支えたのが日本の高度な気象解析技術だった。ソーラーカーには、協賛・協力のたくさんの企業名とともに「CREST」のロゴが光っていた。CRESTで分散協調型エネルギー管理システムの構築を目指す東海大学の中島孝教授が率いる研究チームが協力していたのだ。不安定との評価もある再生可能エネルギーだが、気象学とリモートセンシング技術を用いることで一段と賢いものに成長しようとしている。