抄録
東日本大震災と大津波で大破した東京電力・福島第一原子力発電所の廃炉作業に、どう切り込むか――。高レベルの放射線で人はまったく近づけず、ロボットに頼らざるを得ないが、半導体を使った機器は放射線でしばらくすると壊れてしまう。コンクリートの厚い壁があり、内部まで電波が届かない。遠隔操作をするにも照明もなく、ロボットの動きを目視する手立てもない。こんな未踏の難関に、全国の高等専門学校から13校、15チームの学生たちが挑んだ「第1回廃炉創造ロボコン」。最優秀賞の文部科学大臣賞に輝いた大阪府立大学工業高等専門学校のチームに思いを聞いた。