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社会への架け橋 ~シリーズ1 低炭素社会の実現へ~
最大熱効率50%、二酸化炭素30%削減をめざす
国立研究開発法人科学技術振興機構
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2016 年 2016 巻 5 号 p. 12-13

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抄録

世界の自動車保有台数は12億台を超え、石油エネルギーの約4割がガソリン車やディーゼル車のエンジンに使われている。電気自動車や燃料電池自動車が普及しても、今後30年間は石油エネルギーの50%以上を自動車エンジンが消費すると予測される。  エンジンの熱効率(燃料の持つエネルギーを仕事に変換する効率)を現状の40%前後から50%まで飛躍的に高め、二酸化炭素の排出量を30%削減(2011年比)することをめざすのが、「戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)」の課題の1つである「革新的燃焼技術」のミッションだ。

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© 2016 国立研究開発法人科学技術振興機構
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