2024 年 22 巻 2 号 p. 15-21
一般社団法人日本DMORTとは2017年7月に発足.警察が管轄となる遺体安置所で超急性期からの遺族支援として活動しています. 2024年1月1日に石川県で発生した「令和6年能登半島地震」では石川県警の受け入れが可能となり発生後4日目に活動に入りました. 被災地県内,2カ所の遺体安置所にメンバーが派遣され,活動期間は1月4日~14日まで11日間12 名(医師・看護師・救命士他)延べ56名が活動しました.ライフラインすべてが寸断され自己完結型の活動となりました.2カ所の遺体安置所での対応件数は126体,各グループとも遺族対応は3日間.支援者の心身の健康を保つためにも3日間に区切ったことは適切な判断でした.また,メンバーとの良好なコミュニケーションは活動する上では大変重要です.連日活動終了後にメンバー間でデフュージングを行えたこと,また,活動期間中に現地2カ所と後方支援チームの間でライン会議が行われ情報共有が可能となったことも心の支えでした.