京都大学大学院農学研究科応用生物科学専攻
2008 年 58 巻 1 号 p. 61-68
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近年,小さなRNAが遺伝子発現制御において大きな役割を担うことが明らかとなってきた.小さなRNAが関わるこの機構はRNAサイレンシングあるいはRNAiと呼ばれ,ウイルスなどの分子パラサイトに対する防御機構としても機能している.ウイルスはRNAサイレンシングを誘導し,そのターゲットとなるが,一方でウイルスはRNAサイレンシングを抑制し,さらに利用する機構をもつことも分かってきた.本稿では,RNAサイレンシングを舞台としたウイルスと宿主との攻防について紹介したい.
VIRUS
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