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2-3 号 p. 65-
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18 巻 (1968)
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5 号 p. 345-
4 号 p. 281-
3 号 p. 205-
2 号 p. 111-
1 号 p. 1-
17 巻 (1967)
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3 号 p. 77-
1-2 号 p. 1-
16 巻 (1966)
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1-2 号 p. 1-
15 巻 (1965)
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4-5 号 p. 97-
3 号 p. 55-
1-2 号 p. 1-
14 巻 (1964)
5-6 号 p. 205-
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2 号 p. 55-
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総説
ウイルスが花粉に乗って植物を感染させる仕組み
磯貝 雅道
2025 年75 巻2 号 p. 111-120
発行日: 2025年
公開日: 2026/03/25
DOI
https://doi.org/10.2222/jsv.75.111
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一部の植物ウイルスは花粉に乗り新たな植物へと伝染するが,1918年に植物ウイルスの花粉伝染が報告されて以来,その伝染メカニズムは長らく不明のままであった.花粉伝染は「花粉による垂直伝染」と「花粉による水平伝染」に分類されるが,近年,著者らの解析により,その伝染メカニズムが徐々に明らかになってきた.花粉による垂直伝染では,ウイルス感染花粉から発芽した花粉管が,受精のために精細胞を胚のうに運ぶ際,同時にウイルスを持ち込み,その結果としてウイルス感染種子が形成されると示唆された.一方,花粉による水平伝染では,ウイルスを蓄積した花粉管が柱頭に侵入・伸長する過程で,柱頭にウイルス感染点を形成し,そこから柱頭や花柱の維管束へ感染が拡大,さらに篩管を介して植物体全体に感染が広がると示唆された.この様に,花粉伝染性ウイルスは,花粉に乗り,種子植物の有性生殖を巧みに利用して,水平および垂直にウイルスの伝染を成立させていると考えられた.本総説では,著者らがこれまで行ってきた花粉伝染に関する解析を概説する.
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(1389K)
エアロゾルウイルス学ノススメII
西村 秀一
2025 年75 巻2 号 p. 121-134
発行日: 2025年
公開日: 2026/03/25
DOI
https://doi.org/10.2222/jsv.75.121
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COVID-19パンデミックをきっかけとして,それぞれの歴史を持つエアロゾル学とウイルス学が融合したような古くて新しい領域の研究が,今盛んである.この学際領域を仮にエアロゾルウイルス学と呼ぶ.本稿は,エアロゾル学に詳しくないウイルス学会員に対しこの領域の研究の面白さを伝える目的で,エアロゾルの基礎知識を含めこの領域のことを書いた総説である.実は本稿に先行し,日本エアロゾル学会学会誌『エアロゾル研究』に,本稿のいわば姉妹総説としての『エアロゾルウイルス学ノススメ』を掲載していただいている.ウイルスに詳しくない同学会員向けのウイルス学の基礎知識を含む総説で,彼らにウイルスに興味を持ってもらおうとしたものであった. このエロゾルウイルス学を成長させていくためには,エアロゾル学,ウイルス学の一方の知識だけでなく,双方の領域の知識をある程度持ったうえでのそれぞれの研究目標へのアプローチが必要である.そこは,ウイルス学にとってもまだほとんど手が付けられていないフロンティアである.ウイルス学会員の中からもこのフロンティアに乗り出す人が出てほしい.本稿はそうした気持ちで書いている.
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(1173K)
特集 : HIVの同定から約40年
HIVの歴史
塩田 達雄
2025 年75 巻2 号 p. 135-144
発行日: 2025年
公開日: 2026/03/25
DOI
https://doi.org/10.2222/jsv.75.135
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後天性免疫不全症候群(acquired immune deficiency syndrome:AIDS)の原因ウイルスであるヒト免疫不全ウイルス(human immunodeficiency virus:HIV)が1983年に分離されてから40年以上が経過した.AIDSは流行初期には死の病と恐れられたが,今日では治療薬の進歩で,多くの感染者は薬を飲む限り健康状態を維持できる様になってきた.また,基礎研究の進展で,なぜHIVは体内から排除することが困難であるのか,どの様に感染者に免疫不全を引き起こすのか,も明らかになってきた.本稿では,HIV発見,HIV否認主義,レセプターとコレセプター,HIV分離の際のバイアス,広域中和抗体,AIDS病態理解,の各項目について40年間の進展を記載する.
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(1206K)
トピックス
エボラウイルス・ヌクレオカプシドの構造解析
胡 上帆, 藤春(藤田) 陽子, 野田 岳志
2025 年75 巻2 号 p. 145-152
発行日: 2025年
公開日: 2026/03/25
DOI
https://doi.org/10.2222/jsv.75.145
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フィロウイルス科に属するエボラウイルスはヒトに重篤な出血熱を引き起こす.その粒子内には,ゲノムRNAと5種類のウイルスタンパク質から形成されるらせん状のヌクレオカプシドが存在し,これがウイルスゲノムの転写・複製を担う.これまでに,本研究グループはさまざまなフィロウイルスのヌクレオカプシドのコア構造であるNP-RNA複合体の構造を決定してきた.しかし,他のウイルスタンパク質がどのようにコア構造と結合しているのかは未解明であった.そこで本研究では,エボラウイルス様粒子を作製し,クライオ電子顕微鏡を用いた単粒子解析法により,エボラウイルス様粒子内に取り込まれたヌクレオカプシドの構造を決定し,その構造情報を基にウイルスタンパク質VP24の機能を解明した.
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(2453K)
ヘルペス脳炎を司る新規内因性免疫回避機構の解明
加藤 哲久, 川口 寧
2025 年75 巻2 号 p. 153-158
発行日: 2025年
公開日: 2026/03/25
DOI
https://doi.org/10.2222/jsv.75.153
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ヘルペスウイルスは,宿主と洗練されたバランスを確立しているが,単純ヘルペスウイルス1型(HSV-1)が引き起こすヘルペス脳炎は,例外的に致死的な疾患である.すなわち,HSV-1は中枢神経系組織(CNS)において宿主免疫応答を効率的に回避していると考えられる.最近,我々はCNSにおいて宿主シチジン脱アミノ化酵素APOBEC1が内因性免疫実行因子としてHSV-1増殖を阻害する一方,HSV-1はウイルス特異的なウラシルDNAグリコシダーゼ(vUNG)のリン酸化制御機構を利用し,APOBEC1の抗HSV-1活性を打ち消すことを解明した.さらに,アデノ随伴ウイルス(AAV)ベクターを用いて,この抑制を解除すると,マウスモデルにおけるヘルペス脳炎が著しく阻害された.一連の知見は,CNSにおける宿主免疫応答とHSV-1の回避機構の新規相互作用を明らかにするとともに,ヘルペス脳炎の病態理解と新規治療戦略の開発に新たな道を拓くものである.
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(1408K)
カビがウイルス感染によって自ら病気になる新たな仕組みを発見“糸状菌で保存された抗ウイルス応答RNA編集機構の同定”
本田 信治
2025 年75 巻2 号 p. 159-164
発行日: 2025年
公開日: 2026/03/25
DOI
https://doi.org/10.2222/jsv.75.159
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ウイルス感染における症状の発現は,ウイルスと宿主の複雑な相互作用の結果であり,特に菌類ウイルス分野において,その分子メカニズムの多くは未解明な状態である.本稿では,我々が新たに確立した糸状菌アカパンカビの菌類ウイルス感染モデル系を用い1),糸状菌の抗ウイルス応答におけるRNA編集(A-to-I editing)の役割を解析した研究を紹介する.その結果,ゲノム上で隣接するA-to-I RNA編集酵素oldと,その標的であるマスター転写因子zaoが,ウイルス感染に対する転写応答を巧妙に制御していることを見出した2).このold-zaoモジュールは,通常はウイルスの無症状感染を可能にするよう機能するが,宿主の抗ウイルス防御機構であるRNA干渉機構(RNAi)の主要なArgonauteが機能不全に陥ると,過剰なRNA編集が引き金となり,症状の重症化が引き起こされる現象が確認された.このモジュールは他の主要な糸状菌でも進化的に保存されており,糸状菌に広く内在する新たな抗ウイルス応答機構であることが示唆される.
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(953K)
成人T細胞白血病の発がんに寄与するHTLV-1 bZIP factor-TGF-β/Smad経路相互作用の分子機構解明
七條 敬文, 安永 純一朗
2025 年75 巻2 号 p. 165-170
発行日: 2025年
公開日: 2026/03/25
DOI
https://doi.org/10.2222/jsv.75.165
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本邦に感染者の多いヒトT細胞白血病ウイルス1型(human T-cell leukemia virus type I: HTLV-1)は,非常に予後不良な白血病である成人T細胞白血病(adult T-cell leukemia-lymphoma: ATL)を引き起こす.ATLに対する新規治療法の開発は本邦が果たすべき重要な使命である.我々は,ウイルス学的アプローチにより,HTLV-1の発がん機構に立脚したATLの新規治療標的の同定および治療法開発を進めている.今回紹介する研究では,HTLV-1に感染した細胞(非腫瘍細胞)と白血化した腫瘍細胞を比較し,腫瘍細胞に特徴的で重要なウイルス因子と宿主シグナル経路との新たな関連性を見出した.これらの成果は,治療選択肢が限られているATLに対する新たな治療法開発に繋がる重要な知見である.
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