動物の循環器
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症例報告
低体重犬の重度肺動脈狭窄症例に経右心室バルーン弁口拡大術を実施した1例
末松 正弘福島 隆治永野 克洋山城 識子末松 弘彰
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2016 年 49 巻 1 号 p. 35-38

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抄録

右室–肺動脈推定圧較差が200 mmHgを超える重度肺動脈狭窄の小型犬が来院した。本例は低体重であったため新規の手技である経右心室バルーン弁口拡大術を実施し,術後には推定圧較差が42 mmHgまで低下した。現在も一般状態は良好に推移している。バルーンの選択および手技に関してさらなる改良が必要であるが,透視設備を必要としないため,多くの施設で実施可能な術式の一つになりうるものと考えられた。

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© 2016 日本獣医循環器学会
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