職業リハビリテーション
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知的障害者の職場における動機づけに関する事例研究
目標設定を中心に
青木 律子
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2004 年 17 巻 2 号 p. 10-16

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抄録
特例子会社で廃棄書類の回収・処理を担当する知的障害者の事例より、彼らを仕事へ動機づける方法として、目標設定に着目した。知的障害者に対する目標設定の有効性としては、次の4点が示される。(1)明確で具体的な目標は、職務遂行や動機づけの点で有効と考えられる。(2)目標の難易度は、易しすぎず難しすぎない程度が望ましい。(3)知的障害者本人が目標設定の過程に参加することと、その目標設定に納得することが、設定後の意欲や生産性に大きく影響する。(4)業績に対するフィードバックは、短期的・量的・情報的な内容だけでなく、長期的・質的・評価的内容も重要である。また、目標設定を含めた動機づけに影響を及ぼす社内の要因は、他者との相互作用を通じた自律性の獲得・尊重という、動機づけに関する先行研究の基本的な方向性と一致した。本研究を通じて、動機づけの本質は障害の有無を問わず不変であることが示唆された。
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© 日本職業リハビリテーション学会
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