廃棄物学会論文誌
Online ISSN : 1883-163X
Print ISSN : 1883-1648
ISSN-L : 1883-1648
論文
都市ごみ焼却灰および廃プラスチックの処理・有効活用技術に関する環境負荷の定量化
佐野 奨市川 牧彦玉重 宇幹松藤 敏彦田中 信壽
著者情報
ジャーナル フリー

2002 年 13 巻 3 号 p. 131-140

詳細
抄録
本研究は, 都市ごみ焼却灰の処理・有効利用技術の環境負荷を, 地球温暖化および最終処分場枯渇の面から定量化したものである。また, 分別収集された廃プラスチックのリサイクル技術についても同時に評価した。灰水洗技術を用いて都市ごみ焼却灰をセメント原料として利用することで, 地球温暖化防止および最終処分場延命に極めて有効であることが明らかとなった。現在のセメント製造システムは廃プラスチックを極めて高い効率で有効利用することが可能であり, 地球温暖化防止や天然エネルギー資源の延命に極めて効果的であった。
著者関連情報
© 一般社団法人 廃棄物資源循環学会
前の記事 次の記事
feedback
Top