脱物質化された循環型社会の形成に向けて、枯渇性資源投入量の削減に着目して、それを減少させるための諸対策について要因分解を行い、マテリアルフローとの関係を整理した。生活レベルを本質的には低下させることなく、枯渇性資源投入量の削減を実現するにはための対策は、(A)活動量あたり新規製品量、(B)新規製品あたり原燃料使用量、(C)枯渇性資源投入率の各要因に分解することができる。マテリアルフローとの関係に配慮しながら、これらの各要因を効率的に向上させることが、効率的に脱物質化された循環型社会への移行を促すことになると考えられる。