2006 年 60 巻 12 号 p. 1850-1855
2006年6月7日から9日にかけてストックホルム(スウェーデン)にてInternational Paper & Coating Chemistry Symposium(PCCS)2006が開催された。PCCSはコロイド・界面化学研究者が中心となった,ウエットエンド及びコーティングの化学に関する基礎研究の討論会であり,スウェーデンとカナダの研究者が主体となって約3年毎に両国で交互開催されている。今回の参加者は約220名で,北欧や北米の大学・研究機関や企業からの参加が多かった。口頭発表は,12セッション計90件(含む招待講演19件)であり,今回からポスター発表(17件)も開催されていた。発表内容としては,ウエットエンドが約6割,コーティングが約4割となっていた。