紙パ技協誌
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総説・資料
次世代の新型回転式濃度計 MEK―3000(ツイン・トルク)の開発とその性能
石津 義男
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2009 年 63 巻 3 号 p. 295-299

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抄録

BTG社は,パルプ濃度計測定機器メーカーとして,これまで80年間以上,製紙プロセスにおける無類のエキスパートとして多くのお客様に貢献してきた。特に,インライン式回転式濃度計に関しては,BTG社がパイオニアである。
1928年には,世界で初めてインライン式濃度計を市場に送り出した。1960年には,同じく世界初のモーター駆動型の回転式濃度計を独自に開発した。一方,最近では,他社でも類似の回転式濃度計が販売されていが,耐久性やドリフト等の多くの問題が発生している。
この度,BTG社は,実際の現場で使用されるお客様のニーズ(簡単操作,小型,軽量,高精度等)に合わせた5世代目の次世代型の回転式濃度計MEK3000(ツイン・トルク)を開発した。この濃度計は,ニューテクノロジーにより,従来の回転式濃度計よりも高い性能を実現させることができ,その優れた多くの機能により通常のアプリケーションはもとより今まで困難だったアプリケーションまで幅広い範囲に対応することが期待できる。

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© 2009 紙パルプ技術協会
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