紙パ技協誌
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製紙技術特集II
Raumaster社製仕上げ設備のご紹介
芝木 雅史
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2013 年 67 巻 10 号 p. 1095-1100

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抄録

Raumaster Paperは1984年に設立されたフィンランドの会社で,紙パルプ分野の仕上げ設備に関しては世界的に有名な会社である。
現在日本の紙パルプの工場にて使用されている仕上げ設備は導入から20年以上が経過し,そのメンテナンス性及び経年劣化による問題に直面している。
弊社はそのような顧客が抱える問題点を背景に2012年にRaumaster Paper社との取引を開始した。
Raumaster Paper社の仕上げ設備は多岐に渡り,ワインダーから巻取搬送設備,巻取包装設備,自動倉庫,トラック自動積込装置まで完全自動での提供も可能である。またストレッチフィルム包装機,紙管カット設備,損紙処理設備などの設備も手がけている。
日本におけるRaumaster Groupの実績はRaumaster Oyがバイオマスボイラーへのチップ搬送,及びアッシュ搬送システムをボイラーメーカーに販売した実績がある。
本稿ではRaumaster Paper社の仕上げ設備全般の紹介を行う。
Raumaster Paper社は優れた品質を誇るものの,輸入製品という事でトラブル発生時の対応,及びアフターメンテナンスをご心配されるお客様が多い。お客様のそのようなご心配を取り除くべく,伊藤忠マシンテクノスでは技術部門と連携しながらしっかりとしたサポート体制を敷いている。

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© 2013 紙パルプ技術協会
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