紙パ技協誌
Online ISSN : 1881-1000
Print ISSN : 0022-815X
ISSN-L : 0022-815X
総説・資料
ヘッドボックスの紹介とRebuild事例について
関 浩司
著者情報
ジャーナル 認証あり

2017 年 71 巻 9 号 p. 1001-1005

詳細
抄録

小林製作所は1947年の創業以来,ヘッドボックスをはじめとする製紙機械を製造してきた。1980年にはフィンランドのアールストローム社と技術提携を結び,エアクッション式およびハイドロリック式ヘッドボックスの技術をさらに高めてきた。また,近年では板紙の薄物化および高速化が進み高品質が要求されているが,当社ではアメリカのペーパーシン社と連携し,PCRステーブルフローヘッドボックスの販売を開始した。

当社の実績としては日本国内をはじめ,北米,中南米,アジア地域と世界中のお客様にライナー,中しん,白板紙,特殊紙などあらゆる紙種に対応するヘッドボックスを納入し,1980年以降で約300台,その内ハイドロリック式は約100台の納入実績がある。

本稿では,各種ヘッドボックスのラインナップ紹介と当社で最近施工したRebuild事例について報告する。

著者関連情報
© 2017 紙パルプ技術協会
前の記事 次の記事
feedback
Top