2018 年 72 巻 7 号 p. 689-693
日本製紙㈱関東工場草加は日本製紙グループの板紙工場として段ボール原紙をはじめとする産業用板紙を生産している。全抄紙機は3台であり,それに伴う古紙処理工程は9系統を有している。
今回,フロー見直しをおこなった工程は2号抄紙機系古紙処理設備の3系統となるが,改造点としては,近年,板紙古紙処理設備では一般的となってきているパルパーエキストラクションプレート孔径の小径化による粗選1次スクリーンの停止や精選2次スクリーンの直列二重化により設備を停止したフロー見直しについて, 省エネを図った事例を紹介する。