紙パ技協誌
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総説・資料
発明発掘フレームワーク
“埋もれた発明”を掘り当てて価値ある特許出願につなげよう
小林 淳一
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ジャーナル 認証あり

2022 年 76 巻 6 号 p. 558-564

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抄録
発明の捉え方に関する「発明発掘フレームワーク」を解説する。
発明発掘フレームワークは,定型化,可視化,共有化であり,解決すべき課題の整理が必要であり,発明の捉え方として,製品開発のための新たな視点と新たな着想が重要である。
もやもやしている「アイデア」を課題―解決手段―作用効果の3要素に分解して整理することは,最重要ポイントである。
特許を「面」で取るためには,発明の発掘である「課題―技術要素マトリクス」を作成する。発明は「課題を解決する手段」であり,「課題」と「技術要素」との交点に発明が埋もれている。課題の階層構造を見抜くことができれば,発明を「面」で捉えることができる。
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© 2022 紙パルプ技術協会
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