コーターのアンワインドでは, 新原反と旧原反の連続継ぎを行わなければならず, マシンより供給された新原反に止め紙 (タブ) 貼り及び両面テープ貼りを行う, 原反仕立て作業が必要である。印刷機では既に自動化されているが, 製紙業界ではオペレーター作業の一つであり, 自動化されていなかった。この作業を自動化し省力化を図るため, 4 C/Rに自動原反仕立て装置を導入した。本装置は, 原反をセット後, 紙端カット, タブテープ及び両面テープ貼りを自動で行うものである。
製紙業界で初めての装置であり, 操業開始直後はトラブルが発生したが, 現在は順調に稼働中である。本報では, 自動原反仕立て装置の概要と仕立て状況, 導入効果について報告する。