Journal of Traditional Medicines
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Differentiation between Hangekobokuto and Kososan based on pupillary dynamics
-Evaluation of autonomic nerve function-
Akino WAKASUGIHiroshi ODAGUCHIHisakazu SHODAHidenori ITOYuji GAMOTakayuki HOSHINOKoji WATANABEToshihiko HANAWA
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2006 年 23 巻 4 号 p. 132-140

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抄録
半夏厚朴湯および香蘇散は,神経症・うつ状態をともなう気鬱に使用される自律神経疾患の代表処方であるが,両処方の使用目標は重複する部分が多く,鑑別が容易ではない。我々は,漢方薬の治療効果と自律神経との関係を明らかにすることを目的に浜松ホトニクス社製の赤外線電子瞳孔計Iriscorder® C-7364(以下,Iriscorder®)を用いて検討してきた。
瞳孔反応における自律神経機能の観点より半夏厚朴湯および香蘇散の客観的な鑑別が可能であるか検討した。その結果,半夏厚朴湯は交感神経が亢進している症例の交感神経活動を抑制し,香蘇散は副交感神経が亢進している症例の交感神経活動を促進する作用があることが示唆された。漢方薬が自律神経系に調節的に働く様子を客観的に証明することができたことより,Iriscorder®を用いた評価方法は漢方薬の効果判定法に適していると思われた。
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© 2006 Medical and Pharmaceutical Society for WAKAN-YAKU
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