産業医科大学 医学部 歯科口腔外科学講座
2004 年 26 巻 4 号 p. 507-514
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近年の顎矯正手術法の発達はめざましく, 中でも下顎前突症に対する手術法として下顎枝矢状分割法が多く用いられている. 顎顔面変形症の原因は先天的なものに加え, 外傷, 口腔顎顔面領域の腫瘍切除によるものがある. いずれの原因でも患者は機能的障害や整容障害を自覚することが多い. 今回我々は外傷による下顎骨骨折の他施設での治療後に咬合不正による機能的障害と下顎変形による整容障害を来たした症例に下顎骨前方歯槽骨骨切り術を行い, 良好な結果を得たので報告する.
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