「高校生が街と街,街と住民をつなぎ,高校生と住民は街を知る」 2018年の実践研究でポスター展会場となった「梅森プラットフォーム KOCA(コーカ)」は梅屋敷駅高架下を活用した空間で,ここでは多くの若手クリエイターが活動しており,その多くは起業家である。現代の高校生にとって起業家とはIT 関連というイメージがあるが,製造業での起業家に出会う機会は少ない。それは地域住民にとっても同様であり,高校生のインタビューにより作成したポスター展を開催することで,高校生には起業というキャリア,住民には新しい施設の存在を知ってもらう契機とした。また,梅屋敷周辺のかつての写真をもとに拡張現実技術(AR)によって,街の新陳代謝を感じてもらうことを目的としたツールの開発について報告する。