担体を游紙, ポリエステル (65%)・綿 (35%) 混織布および綿 (100%) 織布と異にするBacillussubtilisvar.nigerのEOG殺菌ロッカーにおける殺菌効果について, D値を求めて検討した結果, 次の点を明らかにした.
1) 各担体のB.subtilis var.nigerは, 温度30・40℃ の2条件, EOG濃度1・2・3%の3条件でのガス処理に対し, 対数的に死滅する傾向を示した.
2) 各担体のEOG抵抗性は, 綿 (100%) 織布>ポリエステル (65%)・綿 (35%) 混織布>炉紙の関係になった.
3) 各担体のEOG抵抗性は, 30℃ から40℃ に温度を上げることにより1/2に減少した.
4) 不活性係数106における処理時間16時間以内のガス処理条件は, ポリエステル (65%)・綿 (35%) の混織布では, 30℃ で3%, 40℃ で1%.綿 (100%) 織布では, 40℃ で2%となった.