日本獣医師会雑誌
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犬の血清C-反応性蛋白値とその簡易測定法
山本 静雄田形 和敏小田部 耕二信田 卓男古川 英司内貴 正治
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1993 年 46 巻 10 号 p. 870-873

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抄録

酵素免疫定量法 (ELISA) およびスライド逆受身ラテックス凝集反応 (RPLA) を用いた半定量法により, 健康あるいは各種疾患を有する犬の血清C-反応性蛋白 (CRP) を測定し, RPLAの実用性を検討した. ELISAとRPLAとで測定した290例の血清CRP値はよく一致した (r=0.913). RPLAでは, 血清, 血漿あるいは全血のいずれを用いても, CRPの半定量が可能であった. また, 人用のCRP測定キットでは, 犬のCRPを測定することができなかった.

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