牛の分娩予定日超過例におけるジノプロストの分娩誘起およびミイラ変性胎子排出効果

中尾 敏彦; 荻野 久美子; 中川 昌哉; 中尾 茂; 三瓶 孝男; 中田 健; 森好 政晴; 河田 啓一郎

doi:10.12935/jvma1951.49.368

中尾敏彦, 荻野久美子, 中川昌哉, 中尾茂, 三瓶孝男, 中田健, 森好政晴, 河田啓一郎

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キーワード: 牛, ジノプロスト, ミイラ変性胎子, 長期在胎

ジャーナルフリー

1996 年 49 巻 6 号 p. 368-371

DOI https://doi.org/10.12935/jvma1951.49.368

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抄録

予定日を7日間以上過ぎて分娩の前徴が認められなかった牛29頭に, ジノプロスト12～35mgを筋肉内に注射したところ, 投与量に関係なく, 投与後72時間以内に分娩し, 投与後分娩までの平均時間は31.5±10.0時間で, 分娩状況と新生子の健康状態への影響はほとんど認められなかった.胎盤停滞の発生率は17.2%であった.ミイラ変性胎子在胎3頭にジノプロスト30mgを筋肉内注射したところ, 全頭で投与後4日以内にミイラ胎子が排出された.

責任著者(Corresponding author)

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